ISBNコードとは?知って納得!番号の意味・役割をまとめてみた

大きな疑問を浮かべる女性

 

このページではISBNコードとはなんなのか、その意味や役割を中心に詳細に解説していきます。

 

  • ISBNコードの概要が知りたい
  • ISBNコードの番号ってどういう意味があるの?
  • ISBNコードを使うと何がいいの?
  • 裏表紙にあるISBNコード以外の表記についても知りたい

 

というあなたのお役に立てると嬉しいです!

 

ISBNコードとは?概要はこんな感じ!

一本指を立てる女性

International Standard Book Numberの頭文字を取ったもので、日本語では国際標準図書番号と呼ばれています。

 

ISBNは無数にある書籍を判別するために作られ、世界117カ国共通で販売されている本に付与されてます。

 

番号は2019年現在13桁で表現されています(2006年までは10桁)

 

日本ではISBNをもとにした日本図書コードも採用されており、主に出版社から発刊されている

 

  • 単行本
  • 漫画
  • ムック

 

など主に書店に流通している書籍に使われています。

 

ちなみに雑誌にはISBNコードではなく、雑誌コードを使用します。

 

ISBNの歴史

ISBNの元になったコードは1965年にイギリスで開発され、1970年に国際標準化機構 (ISO) で採用されたことで、全世界に浸透していきました。
1981年には日本でもISBNについての世界共通の枠組みに参加し、書籍にISBNが使用されはじめました。
なお国内のISBNの管理は日本図書コード管理センターが行っています。

 

ISBNコードの数字の意味を解説!

星型の1から10

 

各書籍のISBNは、

 

  • 書籍本体
  • 出版社のホームページ
  • アマゾン

 

などで確認することができます。

 

利己的な遺伝子裏表紙
利己的な遺伝子のAmazonページ

 

一見するとバラバラな数字の羅列ですが、この数字は一体なにをあらわしているのでしょうか?

 

ISBNの番号は本に固有な情報をあらわしている

 

利己的な遺伝子ISBN

 

画像の通り、ISBNコードは

 

ISBN ◯◯◯ – ■ – △△△ – ◇◇◇◇◇ – N

 

のように、「-(ハイフン)」で分けられた5つの部分で表現されます。

 

それぞれの部分には数字が入り、さまざまな意味が込められています。

 

ISBNコードの各数字の意味
:「接頭記号」 最初の3ケタは978もしくは979。日本の出版物は978がほとんど
:「国記号」 国をあらわす数字。日本語は「4」
「0」「1」はアメリカなどの英語圏
「2」はフランス語圏
「3」はドイツ語圏
:出版者(社)記号 出版者に割り振られる数字
ISBNを管理している日本図書コード管理センターの公式サイトで、出版者記号を検索でき、出版者名、所在地、電話番号、ホームページなどの情報が閲覧できます。
:書名記号 出版する本固有の番号
番号を何にするかは出版者(社)の自由ですが、他の出版物と区別できるよう固有のものでなければなりません。
N:チェックデジット 店頭などでバーコードを読み取るとき、そのバーコードが正確かどうかをチェックするために存在しています。
チェックには、チェック用の計算方法が使われており1桁の数字を算出します。
日本図書コード管理センターの公式サイトに、ISBNの番号を入力すればかんたんに検算できるシステムがあるので、興味がある方は試してみてください。

 

13桁の数字でその本に関する情報がびっしりと詰まっているんですね!

 

参考までに上記でお見せした私が所持している本のISBNを見てみると

 

978-4-314-01003-0

 

5つの部分に分けると

 

  • 接頭記号:978
  • 国記号:4
  • 出版者(社)記号:314
  • 書名記号:01003
  • チェックデジット:0

 

という感じになります。

 

国記号は4なので日本で出版された本。

 

出版者記号314は、紀伊國屋書店を表しています。

 

出版者記号

 

以下の画像の通り、チェックデジットも「0」で一致しています。

 

ISBNのチェックデジット

 

どれもネットで検索すれば分かる情報ですが、ISBNの番号が持っている意味が気になる、という方はぜひ一度調べてみてくださいね!

 

【実はすごい?!】ISBNコードの役割

ブロックと四方を指す矢印

ISBNの役割には、大きく

 

  • 書籍を固有のものにし、特定しやすくする
  • 流通を円滑にする
  • 図書館での保存を可能にする

 

の3つがあります。

 

以下では、それぞれについて見ていこうと思います!

 

書籍を固有のものにし、特定しやすくする

指差しと特定

 

すでに上記でも触れましたが、ISBNがあることで本を特定できるようになります。

 

人間で言えば、戸籍やマイナンバーみたいなものですね。

 

ISBNコードの運用ルールのひとつとして、ひとつの本にいくつもISBNコードを付与してはいけない、というものがあります。

 

これは一人の人間に2つも3つも戸籍やマイナンバーを作れないのと同じですね。

 

また一度付与されたISBNコードは、例え絶版になってしまっても別の本に割り当てられることはありません。

 

つまりISBNは付与された本を唯一無二のものにするわけです。

 

流通を円滑にする

人形と流通

 

ISBNコードは本を販売するときに必要になります。

 

実際に書店やアマゾンや楽天などで書籍を販売するときには、その本にISBNコードが付与されていることを求められます。

 

では、なぜISBNコードが要求されるのでしょうか?

 

それはISBNコードという固有のコードを介して、出版する側・本を流通させる側が相互に情報共有できるようになるからです。

 

それにより購入者の要望に素早く、かつ正確に対応することができるようになります。

 

言い換えれば本の出版から読者の手に渡るまでの流れを滞ることなく、滑らかにするためだとも言えますね。

 

図書館での保存を可能にする

図書館

 

ここまでだけだと、ISBNコードは流通に乗って販売される本にだけに付与されるもの、と思うかもしれません。

 

でも実は書店では扱われないような自費出版物や非売品にもISBNコードは付けることができます。

 

ここで、

 

「あれ?売るつもりがないなら、ISBNコードを付けても意味がないんじゃない??」

 

と思う方もおられると思います。

 

確かにその通りなんですが、ISBNコードには本の流通を効率化する以外にもうひとつ大事な役割があります。

 

上記でも見たように、ISBNコードには国番号が含まれます。

 

そのため、日本で取得すればその本は日本で刊行されたものとして登録されます。

 

これにより、

 

  • 国会図書館に保存される
  • 市立や県立の図書館に収める

 

などが可能になります。

 

ISBNコードの付与に法的拘束力はない

六法の上に立つ人形

 

本にISBNを付与することは、別に法律で定められているわけではありません

 

絶対に登録・付与しなければならないものではないんですね。

 

ISBNコードの登録と付与は無料でできるわけでなく、お金がかかります

 

そのため

 

  • 書店などで売るつもりがない
  • 図書館に収めるつもりがない
  • 紙媒体で出版しない

 

という場合は、ISBNコードをつける必要がありません。

 

例えば通販カタログや同人誌、電子書籍がこれにあたりますね。

 

カタログはそもそも売り物ではなく、同人誌は発行者が読者に直接販売します。

 

また電子書籍といえばAmazonのKindleが有名ですが、Kindleは購入しても実物の本が手に入るわけでなくデータをダウンロードする形でやりとりします。

 

いずれも一般的な書店で販売されることはありませんし、図書館に収められることもないため、ISBNコードをつける必要がなく、そしてつけなくても法的に罰せられることもありません。

 

ISSNってなに?

International Standard Serial Numberの頭文字を取ったもので、日本語では国際標準逐次刊行物番号と呼ばれています。
逐次刊行物というのは、
    • 毎号同じタイトルで発行される
    • 巻号や年月等、順序付けを示す表示がある
    • 終わりを定めずに継続して発行される

    引用 : https://www.ndl.go.jp/jp/data/issn/index.html

    のこと。
    具体的には新聞や学会誌などの印刷物、またCD-ROM、DVD-ROMなどのメディアを媒体とした出版物も含まれます。

     

    ISBNコードだけじゃない!裏表紙のナゾ

    たくさんハテナを浮かべる女性

     

    本のISBNコードが記載されている本の裏表紙を見ると、ISBN以外にもいろいろな情報があります。

     

    漫画の裏表紙

     

    画像で示している通り、ISBNコードと一緒に表記されている情報は

     

    1. ISBNコード
    2. 日本図書コード(Cコード)
    3. 2つのバーコード

     

    と3つに分けられます。

     

    1のISBNについては、ここまでで詳しく解説してきたので、以下ではそれ以外の部分が意味するところを見ていきます!

     

    1日本図書コード(Cコード)

     

    図書分類コード(Cコード)は、頭にアルファベットの「C」がついた4桁の番号です。

     

    日本図書コード(Cコード)

     

    画像の通り、日本図書コードは「C☆☆☆☆」という形式で表現されます。

     

    ☆の部分は左から

     

    1番目 販売対象 0:一般
    1:教養
    2:実用
    3:専門
    4:検定教科書・消費税非課税品・その他
    5:婦人
    6:学参I(小中)
    7:学参II(高校)
    8:児童
    9:雑誌扱い
    2番目 発行形態 0:単行本
    1:文庫
    2:新書
    3:専門
    4:全集・双書
    5:ムック・その他
    6:事・辞典
    7:図鑑
    8:磁性媒体など
    9:コミック
    3・4番目 内容分類 00から98まで67個のコードがあります。
    例えば00は総記、10は哲学、79はコミックス・劇画
    という感じになっています。

     

    をそれぞれあらわします。

     

    例として、上記でお見せした画像の日本図書コード「C9979」を見てみましょう。

     

    • 左から1番目の販売対象は「9」なので、雑誌扱い
    • 2番目の発行形態も「9」で、コミック
    • 3・4番めの内容分類は「79」で、コミックス・劇画

     

    という感じになります。

     

    日本図書コードが示す通り、この本は漫画です!

     

    このように日本図書コードはその本のジャンルや内容を表しています。

     

    その性質が本を整理するのにちょうどいいため、書店や図書館のなかには本の陳列に利用しているところもあります。

     

    ただジャンル的に似ている本が同じ桁数になっているかというと、そうでもなかったりします。

     

    そのためおおまかな区分のためのコードで、本を厳密に判別するためのものではない、くらいのイメージを持っておけば良いかと思います。

     

    書籍JANコード(2つのバーコード)

     

    本を市販するにはISBNや日本図書コード(Cコード)だけでは十分じゃありません。

     

    そのため日本では本の裏表紙に、書籍JANコードも一緒に載せるようになりました。

     

    書籍JANコードは、JANコードにISBNコード、日本図書コード、価格情報を取り入れたもので、上下2段のバーコードであらわされます。

     

    漫画の書籍JANコード

     

    • 上段はISBNの情報
    • 下段は日本図書コードと定価の情報

     

    が含まれており、本の表紙裏の決まった位置に表記することが決められています。

     

    バーコードの形式なので、店頭ではバーコードスキャナーを使って情報を読み取ることができ、高速に検索することが可能になっています。

     

    またPOSや受発注システムと連動させることで、

     

    • 商品名
    • 価格
    • 売れた日時
    • 在庫

     

    などを効率良く管理することができるという大きなメリットもあります。

     

    まとめ

    小さな黒板にまとめ

    このページではISBNコードとはなんなのかについて、詳細に解説してきました。

     

    まとめるとISBNコードは

     

    • 13桁の数字で表される
    • 本固有に割り当てられる戸籍みたいなもの
    • 出版された言語圏、出版者、他の本との識別などが可能

     

    それにより

     

    • 本の市場への流通をスムーズにする
    • 図書館での保存を可能にする

     

    ことができます。

     

    また日本では市販においてISBNコードの情報だけでは足りず、JANコードに日本図書コードや価格情報を取り入れた

     

    • 書籍JANコード

     

    も表記されていて、これらによって

     

    • 書店の売上・在庫管理などが効率化されている

     

    という感じです。

     

    普段なにげなく目にしているISBNコードにも、様々な意味や役割があり、出版者や書店においては便利に活用されています。

     

    読者側としては知らなくても本自体は楽しめるのでなんら問題ありませんが、ご興味があればお手持ちの本のISBNコードを詳しく見てみるのも面白いですよ!

     

     

     

     

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